ダイビル本館
新旧比較
Main Building
重厚感あふれるスクラッチドタイルのレンガは、その9割以上が旧本館から移築したものである。老朽化もあり、時代に即した高層ビルが求められる一方、市民から愛され保存運動まで起こった旧本館をレガシーとしてどのように継承するかにこだわった成果のひとつである。
解体と新本館建設においてはこのように「ダイビル本館」足らしめる要素を分析の上、旧部材を丁寧に再生。伝統を受け継ぎながら、新たな時代の交流拠点を築くことに成功した。