ダイビル本館 
新旧比較

Main Building

重厚感あふれるスクラッチドタイルのレンガは、その9割以上が旧本館から移築したものである。老朽化もあり、時代に即した高層ビルが求められる一方、市民から愛され保存運動まで起こった旧本館をレガシーとしてどのように継承するかにこだわった成果のひとつである。

解体と新本館建設においてはこのように「ダイビル本館」足らしめる要素を分析の上、旧部材を丁寧に再生。伝統を受け継ぎながら、新たな時代の交流拠点を築くことに成功した。

建て替え前と現在のダイビル

壁面の彫刻が印象的な大ビル倶楽部特別食堂

1階の喫茶室。他にも文房具店、洋品雑貨店、食料品店、銀行などがあり利便性を提供した。

半円アーチの上に飾られている大国貞蔵作の「鷲と少女の像」

明るい陽光が差し込むカフェテリア
西館の跡地に「中之島 四季の丘」を関電不動産(株)(現・関電不動産開発(株))と共同開発
復元された鷲と少女の像