御堂筋ダイビル
新旧比較
Midosuji Building
2022(令和4)年2月、かねてより計画を進めていた御堂筋ダイビルの建て替え工事を開始した。
「Your Premium,Your Workplace」をスローガンに、ポストコロナ時代における多様な働き方に応えるワークプレイスの提供をコンセプトとして「Diversity/多様な働き方への対応)」、 「Wellness(心身の健康)」、「Biophilic(自然との共生)」の3点をテーマとして設計を進めた。
本物件では、当社が継承してきた「自然との共生」の精神を大切にしつつ、働き方の多様化に対応可能なワークプレイスや心身の健康をサポートするビル内環境の実現を目指している。
外装は、旧ビルを想起させる鈍色の金属パネルを採用し、御堂筋のにぎわいや難波神社の緑に映り込む デザインとした。中高層部にはアースカラーの水平フィンを設置することで、眺望の確保と日射による環境 負荷の抑制を両立させ、周辺環境と調和した自然美を感じるようにした。BCP対策では、制震ブレースや オイルダンパーを使った制震構造を採用し、 JSCA(日本建築構造技術者協会)が定める耐震性能グレードで 「上級」に相当する強固な耐震設計を確保したほか、72時間運転可能な非常用発電機の設置を計画している。
当社は2021年10月、脱炭素に向けた取り組みの一つとしてCO2フリー電力の導入を決定したが、 既存ビルに加え、御堂筋ダイビルにも導入される予定である。
完工は2024年初旬が予定されている。