SAPPORO 札幌ダイビル再開発プロジェクト/
札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業

多くの人々が行き交う
賑わいのある街創り

概要

前中期経営計画(2018ー2022年度)において地方中核都市への進出の調査対象として挙がっていた札幌。豊富な観光資源や新規産業の進出など将来性の高さに加え、魅力的な物件との出会いから、当社は国内第三の拠点に選びました。本格的に拠点を置き、遠隔ではなく札幌に自ら根を張ることで、周辺地権者や地元の方々と魅力的なエリアづくりに向けた対話・協調を深め、当社では初となる都市計画提案や3用途の複合ビルの企画など新たな地で新たなチャレンジを続けています。

札幌ダイビル竣工までのタイムライン

  • 2019年 11月
    ダイビルPIVOT取得
  • 2020年 1月
    札幌事業室
    (現 札幌事業部)開設
  • 2023年 5月
    閉館
  • 2023年 6月
    解体工事開始
  • 2024年 6月
    新築工事着工
  • 2027年 4月末
    新ビル竣工(予定)
札幌ダイビル再開発プロジェクト/札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業

Details

第三の拠点としての札幌

豊富な観光資源や新規産業の進出など将来的なポテンシャルが高いと評価し、大阪・東京に次ぐ第三の拠点に札幌を選びました。当プロジェクトの前身は「PIVOT」という地元の若者に愛されたファッションビルでした。建物自体の知名度もさることながら、大通エリアという繁華性を兼ね備えた札幌の中心部に位置し、新たなランドマークとしての再開発のビジョンを描くことができる、札幌初進出となる当社にとってこれ以上ない好物件でした。そんな「PIVOT」跡地という場所で、街の人々からの思いや期待を背に受けプロジェクトが始まりました。

札幌ダイビル再開発プロジェクト/札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業

当社初の都市計画提案へ

札幌市や地元の方々との対話を通じて、エリア課題を把握しました。そこで、課題解決のためには地区計画の策定が必要不可欠だと考え、当社では初めてとなる都市計画を提案しました。幹事社の一社として、率先してエリア開発を推進していく姿勢を見せることで、周辺地権者の協力を得て「大通Tゾーン札幌駅前通地区」地区計画を策定、2022年3月に条例化に至りました。2024年7月には起工し、本格的に札幌ダイビル再開発が始動しています。

札幌ダイビル再開発プロジェクト/札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業
札幌ダイビル再開発プロジェクト/札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業
札幌ダイビル再開発プロジェクト/札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業

3用途複合ビルへのチャレンジ

地区計画の策定と並行して、この場所ではどのようなビルが街にとって喜ばれるかを検討しました。ビジネスエリアと商業エリアが混ざり合う立地、地下街ポールタウン直結という強みを活かし、大通エリアをより魅力的で賑わいのある街にしたいと考えた結果、当社としてはあまり経験のない、上層にホテル、中層にオフィス、下層に商業施設の3用途構成の複合ビルにチャレンジすることとしました。

札幌ではラグジュアリーなホテルがまだまだ少なく、インバウンドを含めた観光客から長らく求められてきました。高級感があり、街の人々にも楽しんでもらえるホテルとして、TRUNK(HOTEL)をパートナーとして選定し、同ホテルの札幌初進出を予定しています。オフィスは大通エリアでも最大級のフロア面積を持ち、当社が持つ大阪東京でのノウハウを活かして快適な環境をご提供します。

商業施設に関しては、札幌の目抜き通りである駅前通りのポテンシャルを最大限に活かし、路面店としてブランドショップが並ぶ予定で、通りの高級感や賑わいの創出を図ります。また、北側の中通り、通称OYOYO通りに面した区画はわざと入り組ませてその先に何があるのかワクワクするような仕掛けを用意します。そこには隠れ家のような知る人ぞ知る良店など小区画ながら通いたくなる店舗が多数出店する予定です。併せて通り自体の舗装なども行い、かつて若者を中心に人々が集まっていたストリートを再び盛り上げます。

3用途構成ではあるものの、それぞれがバラバラに機能するのではなく、それらが有機的に絡み合ってつながり、相乗効果を生みながら一つのビルとなるよう計画しています。そしてその「コト」のつながりだけでなく、地域の人々と道外の人々などの「ヒト」のつながり、札幌の歴史や文化など「トキ」のつながりを創出し、それらが大通エリア全体に伝播していくことを目指しています。

札幌ダイビル再開発プロジェクト/札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業
札幌ダイビル再開発プロジェクト/札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業

地域の方々に喜ばれる“街創り”と今後の展開

都市計画提案に関わる協議などを通じて、街への愛着や開発への期待を肌で感じるとともに、新たな価値を創造し、大通エリアをより魅力的に盛り上げたいという私たちの真剣な想いを伝えることができました。我々の札幌ダイビルでの取り組みや街づくりへの姿勢が高く評価され、札幌駅前再開発事業への参画へと繋がりました。

本プロジェクトは、当社としてもチャレンジングな取り組みばかりですが、地域の方々に喜ばれる計画となるよう、当社のノウハウを活かしつつ、新しい発想を積極的に取り入れていきます。今後も地域と連携し、地域のニーズを取り入れた街創りを推進しながら、当社の本懐である"街創り"にチーム一丸となって取り組み、真のデベロッパーとして成長していきたいと思います。

札幌ダイビル再開発プロジェクト/札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業
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VOICE

地域と共に創る唯一無二のランドマーク

札幌ダイビルの都市計画提案においては、多様なステークホルダーとの対話、困難な調整を取り纏め、新たなルールを共につくることに喜びを感じました。オフィス・ホテル・商業施設の3用途複合ビルとして地域に深く根ざした唯一無二のランドマークビルを創り、ダイビルブランドのプレゼンス向上に寄与したいです。

札幌事業部 S.F.

札幌事業部

S.F. 2016 年度新卒入社。グループ会社出向、建設技術部、株式会社日建設計出向を経て現職。

INFORMATION

物件情報(札幌ダイビル再開発プロジェクト)

所在地:
札幌市中央区南2 条西4丁目
敷地面積:
3,143m²(951坪)
延床面積:
約42,000m²(約12,700坪)
階数:
地上19階・地下2階
構造:
鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)
用途:
事務所・ホテル・店舗・駐車場
設計・監理:
株式会社日建設計、株式会社プランテック、
株式会社SOCI
施工:
株式会社大林組
竣工年月:
2027年4月(予定)

物件情報

札幌ダイビル再開発プロジェクト

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物件情報(北4西3地区第一種市街地再開発事業)

所在地:
札幌市中央区北4 条西3丁目
敷地面積:
11,000m²(約3,300坪)
延床面積:
203,750m²(約61,600坪)
階数:
地上33階・地下7階
構造:
鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)
用途:
事務所・宿泊滞在・店舗・駐車場
設計・監理:
鹿島建設株式会社
施工:
鹿島・五洋・東急・伊藤・岩田地崎・田中・中山
特定業務代行共同企業体
竣工年月:
2028年7月(予定)
  • 再開発事業全体の面積

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