






タイトル
天井・手摺り(エントランスホール)
作者・施工者
旧ビル時代 飾磨化学工業(株)
解説
エントランスホールの天井は石膏装飾で仕上げられています。
このレリーフは、外装のテラコッタと同様に旧ビルからの取り外しが難しい状態であったため、旧ビルのレリーフから型取りをし、新たに石膏で装飾紋様を忠実に復元しました。旧ビルの石膏レリーフは国産のもので、設計監督の渡辺節が米国の石膏の施工法と見本をもとに飾磨化学工業(株)に制作を委託したものでした。
天井照明も旧ビル竣工時のオリジナルデザインが再現されています。
ホール2階の手摺りは、旧ビルのものを取り外して再利用しています。旧ビルのオリジナルのものは高さが90cmであったため、新ビルでは安全性を考慮して手前に高さ110cmのガラスの手摺りが設けられています。
壁には日華石(にっかいし)という石を使用しました。
またエントランスホールは、その意匠だけでなくホール全体の幅や奥行きも旧ビルと同じ寸法で再現されています。
制作・設置年(竣工年)
1925年(設置年 2013年)
設置場所
ダイビル本館 エントランスホール