





タイトル
鬼面・獣面
作者・施工者
村野藤吾(渡辺建築事務所)
解説
旧ビル第1号館は、大阪のダイビル本館と同じく国産テラコッタで装飾されており、7階外壁にはテラコッタのお面が計125個(鬼面104個、獣面21個)取り付けられていました。
老朽化のため1986年にビル建替えを決定した際には、獣面や動物レリーフにあしらわれた動物たちの助命嘆願の手紙が数十通も寄せられるなど、市民に広く親しまれていました。
新日比谷ダイビルの第1期、第2期建替工事を通じて新ビルや敷地の内外に取り付けられているお面は、エントランスホール正面梁型部に鬼面5個、東面2・3・4階階段室窓脇に獣面6個、南北両面1階外側柱頭に鬼面12個、地下1階廊下に鬼面4個、21階中庭壁面に鬼面14個、公開空地の滝のガーゴイルとして獣面6個、さらにその裏面歩道側に獣面6個、合計53個を数えることができます。
制作・設置年(竣工年)
旧ビル 1927年
新ビル 第1期:1989年、第2期:1991年
設置場所
日比谷ダイビル 外壁など