12 2019 北海道 ダイビルPIVOT 地方中核都市への初めての進出を
札幌で果たす

札幌で3物件を取得、札幌オフィス開設

2019(令和元)年11月、ダイビルは札幌市の中心地で3つの物件を取得した。「PIVOT」「ペンタグラムビル」「桂和MTビル」の3物件であり、中核のPIVOTは前身となる「中心街デパート」「札幌ショッパーズプラザ(当時のダイエー)」以来、ほぼ半世紀にわたり札幌の商業エリアで最大規模を誇った商業施設であった。取得当時のメインテナントはユニクロ、GU、タワーレコードなどで、観光客や地元の若者などでにぎわっていた。しかも3物件を合わせると土地は1000坪近くになり、商業エリアの中心部でこれだけのまとまった土地を取得することがきわめて難しいという希少物件であった。市民の交通の要衝である大通駅から100mに位置し、利便性が高く、商業施設としてはもちろんオフィスビルとしての需要も見込めた。

取得にあたっては当初、PIVOTとペンタグラムビルの取得が計画されていたのだが、不整形な敷地であったため、視認性の高い南東角に隣接する桂和MTビルも同時に取得し、整形かつ競争力の高い物件に仕上げることをターゲットに設定。そのため、交渉は複雑化し難航を極め、暗礁に乗り上げそうになったものの、諦めずに粘り強く交渉を進め、最終合意にこぎ着けることができた。

ダイビルではこの3物件を「ダイビルPIVOT」「ダイビルPIVOT西館」「ダイビルPIVOT南館」と改称して継続運用を進める一方、2020年1月には札幌事業室(現札幌事業部)を開設した。