
第5章 変革期
2004
2023
第2節 拡大する事業
5 青山ライズスクエアの取得
2010(平成22)年4月、東京港区にある敷地面積3393m2、延床面積2万4671m2、鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地下2階地上16階建ての大型賃貸ビル「青山ライズスクエア」を米国系ファンドから取得した。本物件は米国系ファンドが83.53%、個人所有の3家が残りを保有しており、メインテナントはジェーシービー、低層階には三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)が入居していた。当社が取得したのは米国系ファンドが所有していた部分であった。
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青山ライズスクエア
青山エリアはアパレル、広告、出版、音楽、IT系企業などイメージを重視する企業が多く集積し、エリア自体がブランド価値を持っている。オフィスビルの賃料、稼働率も八重洲・日本橋地区や内幸町周辺に匹敵する水準を維持していた。本件はその青山の中でも最も賑わう表参道交差点をのぞむ場所に位置する希少物件であり、地域のランドマークとして高い競争力を持ち、東京地区における中核施設の一つとなる安定稼働物件として利益への寄与が期待できた。なお、本件は当社初の信託受益権での運用物件となった。
2018年には3家が所有する持分のうち、2家が所有する持分の一部(4.43%)を追加取得し、これにより持分は87.97%となった。
物件概要 | 青山ライズスクエア |
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所在地 | 東京都港区南青山5-1-22 |
竣工年月 | 2003(平成15)年4月 |
構造 | 鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造 |
規模 | 地上16階、地下2階、塔屋2階 |
敷地面積 | 2,985m2(903坪) |
延床面積 | 22,062m2(6,674坪) |
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1923 1944 草創期
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第2節 ビル事業開始
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第4節 戦時下での事業展開
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1945 1957 復興期
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第2節 ビル建設の再開
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1958 1988 発展期
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第2節 M&Aによる事業拡大
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第3節 企業体質の強化
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1989 2003 拡充期
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第2節 CIの導入と社名の変更
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第3節 災害対応とリスクマネジメント
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2004 2023 変革期
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第3節 海外での事業展開
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第4節 企業体質のさらなる強化とグループの再編