
第5章 変革期
2004
2023
第5節 社会との共生
5 社会貢献・文化支援への取り組み
当社はグループ行動憲章の中で、良き企業市民、法令順守、公正な開示、環境問題への取り組み、人権尊重、自主性に富んだ企業風土と並んで、社会貢献を掲げ、その推進を図ってきた。すなわち地域社会の一員であることを認識し、企業活動を通じ、地域社会とともに発展していくという決意を明らかにしていた。
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消防高速救助艇
この理念に従い、さまざまな貢献活動、支援活動を行ってきた。1994(平成6)年3月に創立70周年記念事業として大阪市に消防高速救助艇(ゆめしま)と応急手当訓練機器一式を寄贈したのはその一環であった。
災害支援にも取り組んだ。2011年3月に発生した東日本大震災で義援金の拠出と役職員からの募金による支援を行ったほか、2016年4月の「2016年熊本地震」では、被災者の救援および被災地の復興のために当社内での役職員による募金活動を行い、義援金を寄付した。また、2018年7月の「平成30年7月豪雨」や2019(令和元)年11月の「令和元年台風第19号災害」などでも被災者に義援金を寄付した。
2020年11月には新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、公益社団法人関西経済連合会を通じ、関西の自治体において感染状況の把握、重症化患者への対応など医療体制の強化・支援を目的として設立された「関西・新型コロナウイルス医療体制支援基金」に寄付した。
その他、ごみ拾いや、子供向けワークショップの実施、秋葉原打ち水っ子、秋葉原避難訓練などの活動を実施しているほか、海外でも社会貢献活動を行っている。そのうちの一つであるベトナムでは2021年に設立された「新型コロナウイルスワクチン基金」に寄付を行ったほか、施設で暮らす孤児やホームレスを支援するチャリティイベントなども実施している。
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1923 1944 草創期
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第2節 ビル事業開始
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第4節 戦時下での事業展開
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1945 1957 復興期
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第2節 ビル建設の再開
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1958 1988 発展期
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第2節 M&Aによる事業拡大
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第3節 企業体質の強化
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1989 2003 拡充期
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第2節 CIの導入と社名の変更
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第3節 災害対応とリスクマネジメント
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2004 2023 変革期
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第3節 海外での事業展開
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第4節 企業体質のさらなる強化とグループの再編