
第1章 草創期
1923
1944
第1節 会社創立
4 大阪ビルヂングの設立
大阪商船からの提案を受けた宇治川電気と日本電力はこれを受け入れることを決定し、1923(大正12)年10月9日、3社の共同出資による株式会社大阪ビルヂング(以下当社)が設立された。発起人となったのは以下の8人であった。
井上 虎治(大阪商船出身、富島組社長)
池尾 芳蔵(大阪商船出身、日本電力専務取締役)
林 安繁(大阪商船出身、宇治川電気常務取締役)
堀 啓次郎(大阪商船社長)
村田 省蔵(大阪商船専務取締役)
野口 遵(日本窒素肥料社長)
山岡 順太郎(大阪商船出身、大阪鉄工所会長、日本電力社長)
木村 清(大阪商船出身、宇治川電気社長)
資本金は300万円のうち、大阪商船150万円、宇治川電気100万円、日本電力50万円の出資比率となった。
設立時の本社は大阪市北区富島町64番屋敷の大阪商船本社内に設置された。
大阪商船の臨時建築部が同社名義でビル建築を進めていたため、建築名義人を当社名義とする届出書を大阪府に提出し、1924年2月20日付で受理された。さらにビルを新築する敷地に対し、大阪商船との間で借地契約を締結し、ここからビルの建築事業は大きく進展することになった。
当社の草創期がこうして始まった。
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1923 1944 草創期
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第2節 ビル事業開始
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第4節 戦時下での事業展開
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1945 1957 復興期
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第2節 ビル建設の再開
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1958 1988 発展期
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第2節 M&Aによる事業拡大
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第3節 企業体質の強化
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1989 2003 拡充期
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第2節 CIの導入と社名の変更
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第3節 災害対応とリスクマネジメント
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2004 2023 変革期
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第3節 海外での事業展開
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第4節 企業体質のさらなる強化とグループの再編